LIQUIHACKS! - 6 ARTISTS / 6 HACKS

2026.9.12 - 2026.9.27

絵画の歴史を振り返れば、表現の飽くなき追求や時代への応答、社会への主張の陰で、画材への挑戦や試行錯誤、逸脱、発見が繰り返されてきました。作家が自己の表現のために画材を探究し、培われた独自の方法は、画材メーカーが用意した用途を飛び越え、表現は画材をハックする。本展は六名の作家が実践する写真、絵画、インスタレーション、バーチャルワールドへと展開する作品を、リキテックスの協力を得て、画材の視点から再発見する試みです。会場で販売される各作家が選んだリキテックスのアクリル絵具、メディウムを組み合わせた「6 ARTISTS / 6 HACKS 」は、作家の方法の一部を持ち帰ることができ、また作家の支援となる取組です。作品を見ることだけでなく、作品を構成する画材を知ること、手にすること。そのあいだを行き来しながら、よく知る、或いはまだ知らない絵具の可能性に出会います。

LIQUIHACKS! - 6 ARTISTS / 6 HACKS

期間:9/12-9/27
公開曜日:土日+水曜夜間

Open to the Public: Saturdays, Sundays, and Wednesday evenings
時間:13:00-19:00(水曜19:00-21:00)

オープニングトーク&レセプション:9/12 16:00-

お問合せ:contact@youkobo.artbasecamp.com

主催:遊工房アートベースキャンプ

協力:リキテックス

参加作家

今井俊介 Shunsuke Imai

大坪晶 Akira Otsubo

椛田ちひろ Chihiro Kabata

相馬博 Hiroshi Soma

原田郁 Iku Harada

村上綾 Aya Murakami

今井俊介 Shunsuke Imai


2004年武蔵野美術大学大学院修了
デジタル上で生成した「柄」を、出力、変形、撮影を経て絵画へと置き換える制作を行う。媒体の変換によって生じるイメージの変化と、絵画の物質性との関係を探っている。
主な個展に「スカートと風景」丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(香川、2022)・東京オペラシティアートギャラリー(東京、2023)、「Singular Pluralities」 HAGIWARA PROJECTS(東京、2025)等。主なグループ展に「AWT FOCUS:リアルとは?curated by アダム・シムジック」 ⼤倉集古館、 東京、2025)、「⽇本現代美術私観:⾼橋⿓太郎コレクション」 東京都現代美術館(東京、2024)、「絵画の現在」 府中市美術館(東京、2018)、「絵画の在りか」 東京オペラシティアートギャラリー(東京、2014)等。


untitled
2025
acrylic on canvas
400×320 mm

大坪晶 Akira Otsubo


学部で臨床⼼理学を学んだのち美術系の⼤学院へ進学。その後、国費留学⽣としてチェコ共和国の美術⼤学に進学し現代美術としての写真を学ぶ。ファウンドフォトやアーカイブ映像、公⽂書の分析や研究、それらを⽤いた作品を制作する。2011 東京藝術⼤学 美術学部 修⼠課程 先端芸術表現科修了、2013 プラハ⼯芸美術⼤学 (UMPRUM) 美術学部 修士課程 写真スタジオ修了。個展「誰かの声 誰かの風景」 秋吉台国際芸術村 ギャラリー(山口)、「流れのなかに」 ART FACTORY 城南島(東京)、「カーテンの向こう側」N project(⼤阪)、グループ展に「浅間国際フォトフェスティバル」⼩諸城址懐古園 武器庫(⻑野)など。


Code of Shadow#01
2015
モノクロネガフィルム, アクリルジェルメディウム, アクリルキューブ
650×650×970 mm
ed.5

椛田ちひろ Chihiro Kabata


武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。

筆を使わず指や手で絵具に直接触れて描く油彩画・アクリル画と、ボールペンの線を幾重にも重ねるドローイングを手がける。見えないものに触れようとして線を引き、痕跡を重ねる。しかし、その行為を重ねるほど対象はむしろ覆い隠され、見えなくなっていく。こうした逆説を通して、世界を完全には捉えきれない知覚のあり方を、可視/不可視の境界から探っている。近年は、その問いを鏡や水を用いた作品へと展開している。

主な展覧会に、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」(2022年、2024年/新潟)、「公開制作81|縺れ、解け、すべては進みながら起こる」(2021年、府中市美術館/東京)、「日本の美術を貫く炎の筆〈線〉」(2020年、府中市美術館/東京)、「VOCA展2012」(2012年、上野の森美術館/東京)、「あざみ野コンテンポラリーvol.2 Viewpoints」(2012年、横浜市民ギャラリーあざみ野/神奈川)、「Chihiro Kabata | fear/flight/fleeting」(2011年、LASALLE College of the Arts/シンガポール)、「MOTアニュアル2011|世界の深さのはかり方」(2011年、東京都現代美術館/東京)など。


千の頂を探して, 35° 49’ 23” N, 138° 42’ 54” E
2019
リキテックスプライムジェルメディウムほか
400 x 600 mm
撮影:長塚秀人

相馬博 Hiroshi Soma


1972年 東京生まれ。中央美術学園卒業、同研究コース修了、京都芸術大学芸術学部卒業。

空に浮かぶ雲や月、星々の光といった自身にとっての原風景に、生命の煌めきや時間、輪廻を重ね、光と色彩による抽象表現を探求しています。

目に映るものがはたして真実か、普段の生活で当然のように思っている視覚と知覚を「虚と実」の視点を通し、美しさや観ることの本質を問いかける作品を制作しています。

代表的な展示に武蔵野市立吉祥寺美術館企画個展、瑞穂町郷土資料館企画個展、銀座ギャラリー58個展など。



虚と実のはざま
アクリル絵具、パネル
410×410mm 

原田郁 IKU HARADA

2008年末より、コンピュータ内に「inner space」と名付けた仮想世界を構築し、その風景を主に絵画として描いている。近年は、その世界を彫刻やインスタレーションへと展開し、デジタルとアナログ、バーチャルとリアルのあいだを行き来しながら、多層的な風景のあり方を提示している。美術館での展示にとどまらず、公共空間やデジタル領域へも活動の場を広げ、さまざまな視点から風景の再構築を試みている。主な展覧会に「瀬戸内国際芸術祭2025」(香川・女木島)、「MOTアニュアル2023:シナジー、創造と生成のあいだ」(東京都現代美術館/東京、2023年)、「六本木アートナイト2022」(東京、2022年)「多層世界の中のもうひとつのミュージアム」(ICC/東京、2021年) 、公開制作「もうひとつの世界 10年目の地図」(府中市美術館/東京、2019年)など。2024年には東京都による文化プロジェクト「TOKYO CITY CANVAS」の第一弾アーティストとして都立駒沢オリンピック公園にて約90mの大規模アートを公開した。



GARDEN-OTA #005
2025
アクリル絵の具・キャンバス
1455x1455mm

村上綾 Aya Murakami

パリ生まれ。2004年東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修了。肺を扱った地図による切り紙、絵画の層に着目した立体など、絵画を主軸に媒体を横断的に制作。主な個展に、2019年「気配 atmosphere」LOOP HOLE(東京)、2012年「fragments of landscape」HARMAS GALLERY(東京)。主なグループ展に、2018年「クロスワード –letter and image-」Anjin(東京)、2014年「PROJECT 6581: Parallel Perception & Counter Connection」JCC(シンガポール)、2010年「時の遊園地」名古屋ボストン美術館(愛知)。



Resonates On, the Metallic Drone of Cicadas
2026
胡粉・アクリル絵具・カンヴァス
560×1000 mm

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